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茶々姫をたどる汐路にて

茶々姫研究日記(こちらが現行版になります)

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松江歴史館「松江創世記 松江藩主 京極忠高の挑戦」

 
「京極忠高の出生――侍女於崎をめぐる高次・初・マリア・龍子――」が記憶に新しい松江歴史館さんで、京極家の展示・イベントをされるそうです。

「松江創世記 松江藩主 京極忠高の挑戦」



松江歴史館の特別展「京極忠高の挑戦」行きたいなあ~!西島さんが論文で取り上げた書状や磯野家由緒書、山田家の過去帳とか見たいものだらけ。忠高の後妻園文英とか恥ずかしながら初めて知りました…

posted at 12:28:10

丸亀からもかなり展示物が来てるみたい…ひょっとしたら「於那」「御鐺」の史料もあったりして…。でも湖北以上に遠いなあ。せめて図録出ないかなあ…

posted at 12:31:07


図録出ていました。早速注文します。
出来れば現地に見に行きたかったのですが、松江遠い…。
電車苦手が各所に影響を及ぼしております…

展示一覧も出ていたので、気になるところを。

6 山田家代々之法録
上記論文にて取り上げられた史料の一つ。
二十一日条に
「寛永二年乙丑十月/玉台院殿明巌恵光大姉/俗名於崎、号吉原、大津宰相高次君ノ妾、若狭守忠高君ノ実母ナリ、西近高嶋郡打下シ村住人山田与右衛門直勝公ノ女、孫助直政公ノ姉ナリ、後豊臣秀頼卿ノ士吉田治五衛門ニ嫁ス、子有、/泰雲山玄要寺ニ御画像アリ、墓所不知、」
と山田崎の記録がある史料。

7 京極高次自筆史料
上記論文にて取り上げられた史料の一つ。
母マリア宛の音信とされている史料。懐妊した崎の処遇と、茶々や大蔵卿局への執成しを頼んでいる史料。

8 京極龍子侍女書状
上記論文に手取り上げられた史料の一つ。
差出人は、私は龍子の侍女ではなくてマリアではないかと思っている史料です。
「満」と署名してあり、これがマリアの名前だとすると大発見なのですが。

9 磯野家由緒書
上記論文に手取り上げられた史料の一つ。
初が忠高を疎んじていたという逸話を記す。
この史料そのものを見たことがないので、ぜひ見てみたいもののひとつです。

23 文英尼公肖像画
忠高の後妻という園文英という女性の肖像画。
お恥ずかしながら忠高に後妻がいたとは存じ上げず、興味津々です。

56 京極御系図
『新修丸亀市史』に収録されているものと同じでしょうか。

もちろん他にも貴重な史料が展示されている模様です。
初の「於那」「御鐺」に関わる史料もないだろうか気になります。
詳しくはリンクからご覧になれますので、ご参照ください。


展覧会に合わせて講演会も行われるようです。
どれも聴講に伺いたい気持ちは山々なのですが、遠方であきらめざるを得ないのが無念すぎます…

10/8(土) 13:30~15:00
「お江の時代と京極家」
会場: 島根県立会館 多目的ホール 定員180名(予約制)
講師: 太田浩司氏(長浜城歴史博物館 学芸員)/NHK大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』時代考証スタッフ
聴講料: 300円

10/15(土)13:30~15:00
「松江藩主京極忠高がめざしたもの」
会場: 松江歴史館 歴史の指南所1・2 定員90名(予約制)
講師: 西島太郎(松江歴史館 学芸員)
聴講料: 100円

ギャラリートーク
①9/23(金・祝) ②10/9(日) ③10/22(土)
担当: 西島太郎(松江歴史館 学芸員)
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プロフィール

紀伊

Author:紀伊
茶々姫(浅井長政の娘、豊臣秀頼の母)を中心に、侍女、ご先祖の浅井家女性(祖母井口阿古など)、茶々の侍女やその子孫、養女羽柴完子とその子孫を追いかけています。
ちょこっとものを書かせていただいたり、お話しさせていただくことも。





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メモ「赤石いとこ」名義で記事を書かせていただきました。

悲劇の智将 石田三成 (別冊宝島1632 カルチャー&スポーツ) 悲劇の智将 石田三成 (別冊宝島1632 カルチャー&スポーツ)(2009/06/06)
…改めて石田三成と茶々姫の“不義”を否定する記事を書かせていただきました。


メモ 参考資料としてご紹介いただきました。

めのとめのと
…茶々の乳母大蔵卿局を主人公描く歴史小説。茶々の祖母阿古の活躍も見どころ。
千姫 おんなの城 (PHP文芸文庫)千姫 おんなの城
…千の生涯を描いた作品。千が見た茶々をはじめとする人々の生き様、敗者が着せられた悪名が描かれる。


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