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第二十九話「最悪の夫」【大河ドラマ感想】

江が「ずかずかと無礼であろう」と言ったことに、何よりも驚きを禁じ得なかった今回です(笑)

夜に三成が江を訪ねてくるとか、予知能力者が多すぎるとか、その辺はつっこんじゃいけないですね。
今回は1テーマ(しかも既出)のみ。

○完子について

劇中では、最初秀吉が江に徳川家に完子を連れて行っていいと言い、続いて徳川家康が江に完子を連れてきてもいいと言い、三成が茶々に対してそれに苦言を呈し、茶々は三成の意図とはまた別の意図で江に完子を置いて嫁ぐように…といった流れでした。

正直、誰が完子を置いていけと言ったのか、この辺りのことは全く史料が残っていません。
楠戸氏に言わせると、豊臣家の政略結婚のコマとして秀頼の役に立つように、茶々が秀吉を唆したということになっています。
これは本当に何度も言っているのですが、完子は秀吉ではなく茶々の猶子となっています。
江の子であると同時に秀勝の子です。豊臣の子として引き取られたのであれば、寧や祖母である日秀が引き取っていたのではないでしょうか。何より完子は秀吉の生前から茶々のもとにいるにもかかわらず、秀吉の影が全く見えてきません。
完子を託されたのが茶々だったのは、江が姉を選んで自分の意思で託したと私は思っています。

もちろん、可愛い盛りの娘と引き離されるのは悲劇です。並々ならぬ決意がなければ出来ないことなのは間違いありません。


完子の扱いと偲ばれる茶々姫とお督(お江)の交流(2010/12/06)
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| ∟江 姫たちの戦国 | 18:21 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

1. 茶々姫の人物像

江姫が姉を信頼して完子を自ら託したのだとしたら、茶々姫の優しく世話焼きな人柄を思ってのことだったんでしょうね。
三姉妹の絆が感じられるエピソードは大好きです。

前回の大河ドラマ感想で紀伊様が触れられていましたが、お市の方様が娘を淀と呼ぶのはやはり不自然ですね。
茶々という名前が個人的にとても好きなので少し哀しくも感じます。
凛々しくて、けれども可愛らしさも備えた姫君を想像させる素敵な名ですよね。
やっぱり茶々で通してほしいな…

茶々姫含め浅井三姉妹については『徳川幕府家譜』に「三女トモかくれなき(無隠)美女」と記述があるそうなので、可憐な美人さん揃いだったんでしょう。
タイムマシーンに乗ってぜひお会いしてみたいです(笑)

| 由美 | 2011/08/25 19:12 | URI | ≫ EDIT

2. お疲れ様でした。

父母との別居は 大名家の子供としては さほど珍しい事ではないと思います。

一般で考える母親的存在は乳母であったでしょうし、安土桃山時代のファミリー・ドラマはまだしも、そこに核家族感覚を持ち込むと、どうもいけませんね。

私の場合逆に、大家族で実母以外に父方、母方の叔母が同居していましたので、母親みたいな人が三人いる感じです。

日本で愛されたオードリー・ヘプバーンは、とても家庭を大切にする人でしたが、何しろ女優なので、スイスのお宅はどうしてもお留守がち。ちなみに彼女のネイティブはオランダ語ですが、バイリンガルの息子のショーン君は一体何語で考えているのか、ある時疑問に思います。尋ねてみると、実は、イタリア語であるのが発覚。乳母がイタリア系スイス人だったのですね。このように子供にとって、一緒にいる時間がもっとも長い乳母の存在は、決定的に重要です。

叔母と乳母と実母と義母と養母と、この時代は
「母」がいっぱいいたのですが、完子ちゃんのその感覚、ちっとも伝わってきませんでしたね。

| 渡邊markⅡ | 2011/08/25 19:32 | URI | ≫ EDIT

3. Re:茶々姫の人物像

>由美さん

完子があえて秀吉でなく、寧でもなく、日秀でもなく、他ならぬ姉の茶々に預けられたのは、私はやはり江自身の意思を感じます。

大河ドラマはいろいろ残念ですが、それでもこれをきっかけに江をより深く知るきっかけとなり、三姉妹の絆を再確認させられたことは一番大きな収穫でした。

私も特に福田先生の『淀殿』を読んでから「茶々」姫のご本名にこだわりを感じるようになりました。
市には「茶々」と愛情をこめてずっと呼んでいてほしかったと思います。

『家譜』の記述、k2さんのブログでも取り上げられていましたね。
江戸期の二次史料にはあまり良い思い出が無く今まで敬遠していた部分が正直ありました。
しかし、そんな中にもそういった記述があることはいろいろと反省させられているところです。

実際、容姿や人柄なんて、どちらを主張しても、それこそ実際にタイムマシーンに乗ってお会いしに行かないとはっきりと断言なんてできないんですけどね(苦笑)

| 紀伊@赤石いとこ | 2011/08/28 13:53 | URI | ≫ EDIT

4. Re:お疲れ様でした。

>渡邊markⅡさん

母のような存在が複数いるというとらえ方に改めて感銘を受けました。確かにその通りですね。
なにか不自然だと感じていましたが、現在の「核家族」的なとらえ方が不自然だったのですね。納得です。

大坂の陣以降、一定の期間近親のような状況にあったことがうかがわれる完子ですが、その後つつがなく江と交流を持っていることからは、ドラマのように完全に親子の縁を絶ったわけではなく、完子を通して茶々と江の母親同士としての交流が伺われます。
そのような側面を見ることができればおもしろかったのですけれど…

| 紀伊@赤石いとこ | 2011/08/28 13:56 | URI | ≫ EDIT















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