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茶々姫をたどる汐路にて

茶々姫研究日記(こちらが現行版になります)

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豊国神社石燈籠

 
茶々姫をたどる汐路にて

『甲子夜話』に見る「豊国大明神石灯籠の覚写」
弐つ  寺沢志摩守殿(寺沢広高)
壱つ  速水甲斐殿(速水守久)
弐つ  羽柴肥前守殿(前田利長)
壱つ  右京大夫殿(右京大夫局)
壱つ  あいは殿(饗庭局)
壱つ  吉田豊後殿
壱つ  宮内殿(宮内卿局)
壱つ  大角与左衛門殿
弐つ  羽柴左衛門督殿(堀秀政)
弐つ  木下法印(木下家定)
弐つ  生駒讃岐守殿(生駒一正)
壱つ  杉原喜左衛門殿
壱つ  青木民部殿(青木一重)
壱つ  木下右衛門大夫殿(木下延俊)
壱つ  伊藤石見守殿
壱つ  桑山法印(桑山重晴)
弐つ  京極修理殿(京極高知)
壱つ  祐泉
壱つ  藤堂佐渡守殿(藤堂高虎)
壱つ  太田和泉殿(太田牛一)
壱つ  青木右京殿
弐つ  若狭宰相殿(京極高次)
弐つ  堀監物殿(堀直政)
壱つ  大野修理殿(大野治長)
弐つ  片桐主膳殿(片桐貞隆)
壱つ  大蔵卿殿(大蔵卿局)
壱つ  二位殿(二位局)
壱つ  佐竹殿(佐竹義宣?)
壱つ  伊藤丹後守殿
壱つ  羽柴美作殿(堀親良)
壱つ  三位殿(三位局)
壱つ  加賀国およめ(中略)(豊臣家女房?)
壱つ  堀田図書殿
今はこんなに残っていませんね。
写真は、治長寄進の石灯籠を確認しに行ったときに撮ったものです。
治長のは確認できましたが、他も刻字がだいぶ読みにくくなっていて…(磨耗した刻字読むのがかなり苦手です…)
そして、意外に多くの女房衆が石灯籠を寄進していて驚きました。

よめさんは、聚楽第の金庫番をしていたという女房のことでしょうか。
福田千鶴先生の『淀殿』では摩阿と同一人物か?と提起されていましたが、摩阿とは別人でしょうね。
そして、よく同一人物とされる秀頼の乳母右京大夫局と宮内卿局、二位局と三位局がこうして並んでいるのは大きいです。

現在確認できるのは、表にある八基だけでしょうか。
境内の奥にあるのか、現在に至るまでに多くがなくなってしまったのか…残念なことです。
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プロフィール

紀伊

Author:紀伊
茶々姫(浅井長政の娘、豊臣秀頼の母)を中心に、侍女、ご先祖の浅井家女性(祖母井口阿古など)、茶々の侍女やその子孫、養女羽柴完子とその子孫を追いかけています。
ちょこっとものを書かせていただいたり、お話しさせていただくことも。





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メモ「赤石いとこ」名義で記事を書かせていただきました。

悲劇の智将 石田三成 (別冊宝島1632 カルチャー&スポーツ) 悲劇の智将 石田三成 (別冊宝島1632 カルチャー&スポーツ)(2009/06/06)
…改めて石田三成と茶々姫の“不義”を否定する記事を書かせていただきました。


メモ 参考資料としてご紹介いただきました。

めのとめのと
…茶々の乳母大蔵卿局を主人公描く歴史小説。茶々の祖母阿古の活躍も見どころ。
千姫 おんなの城 (PHP文芸文庫)千姫 おんなの城
…千の生涯を描いた作品。千が見た茶々をはじめとする人々の生き様、敗者が着せられた悪名が描かれる。


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