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茶々姫をたどる汐路にて

茶々姫研究日記(こちらが現行版になります)

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第十三話「花嫁の決意」【大河ドラマ感想】

 
いつものように予約録画で安心していたら本放送を見損ねていました…
が、ようやく土曜日の再放送分で見ることができました。

金曜日に、のだめの映画版をやっていましたね。
うっかりその後に我慢できなくて後編のDVDを見たのですが(笑)、初の水川あさみさん演じる清良とのだめが会話するシーンがあって、喧嘩しないで仲良く普通にしゃべる二人にとても不思議な気分になりました(笑)

それはともかく…今回と次回の話については、あまり話を広げることができません。
流石に安土から山崎まで馬を飛ばしたことには驚きましたが(笑)

①江は本当に嫁いだのか?それは誰の意思で?
江は結局実際に佐治一成に嫁いだのか、嫁がなかったのか、大野へ行ったのか、行かなかったのか(福田千鶴先生は二歳で婚約、実際に嫁ぐことはなかったとされています)。
大野には伝承以外に江がいた痕跡がないことなども指摘されることがありますね。

そもそもこの婚礼は信長の意思だったのか(福田説)、信雄の意思だったのか(宮本義己氏)。
秀吉の意思ではなかったことだけは、なんとなく腑に落ちていますが…本当によくわかりません。

②二度目の櫛
櫛出ましたね!
前回伊賀越えの際に持たされていたけれど、特に活躍の場がなかった櫛の再登場でした。
今回も特に活躍しそうにないですが、茶々と江が離れるたびに象徴的に登場するようになるのでしょうか。
最後に、茶々と江の間で櫛が手渡されるのはいつのことになるのでしょう。
姉妹の絆を表わす江の遺品として、和子によって養源院におさめられたりするのでしょうか。ちょっと楽しみです。

③江の結婚承諾と一筆
流石に江の結婚と茶々姫を秀吉から守ることとを天秤にかけるのには無理があるようにも思いますが…。嫁ぐ流れは変えようがありませんので仕方ないですが、本当に守りたいのなら、今回の大河の江ならば、江が離れず傍にいるほうが安心なような気がします。

④今週の茶々姫
とりあえず新しい茶々の髪形がとても美しく可愛らしいのが嬉しいです。
「私がおるところが、そなたの家じゃと心得よ」というセリフもとても素敵です。

でも、このセリフも、前々回の「そなたたちは私が守る」というセリフも、江にはあまり信頼されていないような…
お寧さんに真相を明かされて「情けない」と泣く気持ち、私は分かります。

今回の江は守られる立場にいることを良しとしないキャラクターなので、茶々の言葉が空回りしてしまっていますけれども、実際の茶々姫はその言葉に忠実に動いていた人でした。
そして、実際の江もそれをよくわかっていたからこそ、養源院が今日まで伝わっているのでしょう。

北庄辺りからこのかた、三姉妹がゴネて事態をややこしくしているという展開が多いように感じますが、これからこのジレンマはどうなってゆくのでしょうか。
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プロフィール

紀伊

Author:紀伊
茶々姫(浅井長政の娘、豊臣秀頼の母)を中心に、侍女、ご先祖の浅井家女性(祖母井口阿古など)、茶々の侍女やその子孫、養女羽柴完子とその子孫を追いかけています。
ちょこっとものを書かせていただいたり、お話しさせていただくことも。





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メモ「赤石いとこ」名義で記事を書かせていただきました。

悲劇の智将 石田三成 (別冊宝島1632 カルチャー&スポーツ) 悲劇の智将 石田三成 (別冊宝島1632 カルチャー&スポーツ)(2009/06/06)
…改めて石田三成と茶々姫の“不義”を否定する記事を書かせていただきました。


メモ 参考資料としてご紹介いただきました。

めのとめのと
…茶々の乳母大蔵卿局を主人公描く歴史小説。茶々の祖母阿古の活躍も見どころ。
千姫 おんなの城 (PHP文芸文庫)千姫 おんなの城
…千の生涯を描いた作品。千が見た茶々をはじめとする人々の生き様、敗者が着せられた悪名が描かれる。


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