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「信長の城づくり 長政の城づくり」

さて、10/4(日)小谷城まつり、本番。

全然知らなかったのですが、今日は上平寺城でもイベントがあったらしく、なければ中井均先生とまたお会いできたかも!と思うとすこし残念。

幸運にも記事を書かせていただいた例のムックで、中井先生も執筆されていたのですが、いかんせん私はPNを使っているので…。
私の恩師とも知り合いということで、またぜひお会いしてご報告したいな。

そして上平寺城…京極さんちか~!
行ってみたいとも思うけど、やっぱり小谷城とかぶったらこっちを取るなあ…。

と、それはともかく。
これは今日の講演で講師をしてくださった仲川靖さん(滋賀県教育委員会事務局文化財保護課城郭調査担当主幹)が教えてくださったことです。

今日の講演のタイトルは「信長の城づくり 長政の城づくり」という、城郭のお話でした。
私は城郭にはとんと疎いので、この手の講演は本当に勉強になります。

某マンガでちらりと見たことのある虎口もようやく理解できたし(…)、城郭は結構先生によっておっしゃることが違ったりするのだけど、どの見方もすごく印象深くて、城郭研究の面白さというものを垣間見る気がします。

今日のお話を軽くまとめておきます。

まず、発掘調査が進められている小谷城ですが、城郭研究でやりがちなことは、出てきたものすべてを繋げてしまう、同じ時代のものとして扱ってしまうことだそうです。

有名な説に、小谷城は戦の時に焼けていない、というものがあります。
これは、礎石が焼け落ちず全部発掘で出てきたからだそうです。
しかし、この小谷城を最後に使ったのは誰か。
それは、羽柴秀吉です。
秀吉は小谷城に入るか入らないかのうちに長浜城の建築を始めていたようですが、それでも三年ほどは小谷城で過ごしました。
今残る礎石は、秀吉時代のものである可能性もあるんじゃないか?というのが仲川先生のお話でした。

実際、鐘丸(本丸部分)には二つの屋敷の礎石が出てきているのですが、普通ならこの部分には櫓があるはず、とのこと。
どちらも両方、かどちらか一つ、かまではわからないけれど、秀吉時代に建てられた館である可能性は捨て切れないのではないか、ということです。

うーん、なるほど。
城郭には全く素人な私なんかだと、図面にいくつも館跡や門跡、堀や土塀跡があると、同時期のものだと思ってしまいますが、そう言われると確かにそうかも…と思いますね。

そして、小谷城は確かに難攻不落の造りであったこと。
追手搦手をうまく使っているため、織田軍が落城に三年かかるのも頷ける、という話でした。
また、この形態は安土城にも見られ、信長が参考にした可能性は高いとか。
虎口のつくりも安土城と重なる部分があるそうです。
これらは浅井氏のこれまでの城郭とは異なる先進的な構造であることから、一般的に「朝倉流」と呼ばれ、朝倉氏が作ったものであるとも言われます。
しかし、実際福井の城郭をみてもこのような構造は見られず、その考えは受け入れ難いとか。

では誰が…という話ですが、
まず浅井氏であるという説。
同じ浅井氏といっても、実際は長政など城主自身が城を設計しているわけではなく、それを実際にしている軍師の力が大きいとか。
浅井氏の中でも、かの秀吉をして自らの軍法の師と言わしめた人に、軍目付(軍師)海北綱親(海北友松の父)がいます(もしくはその嫡男?)。
この人あたりになら、これが作れたのでは…?

そしてもう一つは、織田方であるという説。
このように複雑な構造が見られる大嶽城や福寿丸などの土塀や堀は、小谷城攻防戦で織田軍が奪取しています。
奪取の後に築いたのだとすると、虎口に関しては小谷城を参考にしたのではなくもともと織田軍の構造であったということに。

個人的に気になっていた海北さんの名が出てきたことにびっくり。
「海赤雨の三将」と言われるのも、浅井三代記の作者が彼らの子孫からの賄賂的なもので持ち上げたものだと言われていますので。
赤尾清綱についてはだれも異論はないとしても、確かに綱親さんの子はかの有名な友松ですし、雨森清貞さんのご子孫は今でも名家として続いているくらいですから、納得してしまいそうなのですが。

浅井家の文武両道な軍師善右衛門さん、実在していたら素敵だなあ…なんて。


…いやいや、相変わらずまとまりのない文章で申し訳ありません;
お詫びに湖北町の浅井三姉妹を。


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