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茶々姫をたどる汐路にて

茶々姫研究日記(こちらが現行版になります)

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新暦年忌/竹生島宝厳寺の歴史と寺宝

 

今年もこの日が巡ってまいりました。

私はこれから長浜城まで展示を見に行って講演に参加してきます。
↓これと、これに関する講演会です。
http://www.city.nagahama.shiga.jp/section/rekihaku/(長浜城歴史博物館)


竹生島宝厳寺の歴史と寺宝:浅井長政の書状など公開 長浜できょうから /滋賀



 戦国の武将・浅井長政の書状や美しい装飾の国宝「竹生島経」などを集めた展覧会「竹生島宝厳寺の歴史と寺宝」が24日から、長浜市公園町の長浜城歴史博物館で開かれる。5月30日まで。


 9年にわたって行われた県指定文化財「竹生文書」(376点)の保存修理作業がこのほど終わり、同展はこれを記念して開かれる。


 「武将たちと竹生島 修理された古文書」の展示では、竹生島と浅井長政家臣の土地をめぐるトラブルで、長政が仲裁に入ったことを示す書状の「花押(かおう)」(署名)は長政の直筆とされる。また、竹生島を制した織田信長が出した朱印状は信長自身が押印したとみられる。さらに、長政の盟友、朝倉義景の書状なども展示。これらからは、竹生島に対する戦国武将の信仰心をうかがい知ることができる。また、国宝「竹生島経」(平安後期)や奈良国立博物館に寄託され修復された重文「絹本著色(けんぽんちゃくしょく) 北斗九星像」(中国・南宋)なども公開する。


 会期中無休。9~17時(入館は16時半まで)。大人400円、小中学生200円。同館(0749・63・4611)。竹生島宝厳寺では5月1~30日、本尊観世音菩薩の特別開帳が行われる。【桑田潔】

毎日新聞 2010年4月24日 地方版
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20100424ddlk25040524000c.html(毎日.jp)


…という訳で行ってきました。

浅井家や豊臣家の情報が詰まった文書類はもとより、その復元方法などの報告会に参加し、「保存修理」がどれだけ緻密で手間とお金の必要な事業なのかということに驚きました。

文化財は残ってきたのではなく、誰かが努力して残してきたものなのだということ、そして保存修理に関わる方たち、史料を解読される方たちの努力に胡坐をかいて自分は史料に触れさせていただいているということを肝に銘じていようと思います。


図録ですが、出版社やアマゾンではまだ取り扱っていないようでしたが、長浜城のほうではすでに販売しておりました。

竹生島といえば例の石松丸の名が残る奉賀帳や、出雲尼子氏の家臣団史料として有名らしい尼子氏の奉加帳が写真とともに全文掲載されています。

http://www.bookservice.jp/bs/PSRPRO1101.do?doShouhinInit=book&ssc=1&sk=01&scn=I4883254186


…そういえば、一般的に久政の生母とされている寿松馨庵(尼子氏)は出雲尼子氏とどの程度関係があるのでしょう…
もともと尼子氏は近江犬上郡の出身だそうなのですが、その地に残った分家の娘というのが一番固い線、なのでしょうか。
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プロフィール

紀伊

Author:紀伊
茶々姫(浅井長政の娘、豊臣秀頼の母)を中心に、侍女、ご先祖の浅井家女性(祖母井口阿古など)、茶々の侍女やその子孫、養女羽柴完子とその子孫を追いかけています。
ちょこっとものを書かせていただいたり、お話しさせていただくことも。





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メモ「赤石いとこ」名義で記事を書かせていただきました。

悲劇の智将 石田三成 (別冊宝島1632 カルチャー&スポーツ) 悲劇の智将 石田三成 (別冊宝島1632 カルチャー&スポーツ)(2009/06/06)
…改めて石田三成と茶々姫の“不義”を否定する記事を書かせていただきました。


メモ 参考資料としてご紹介いただきました。

めのとめのと
…茶々の乳母大蔵卿局を主人公描く歴史小説。茶々の祖母阿古の活躍も見どころ。
千姫 おんなの城 (PHP文芸文庫)千姫 おんなの城
…千の生涯を描いた作品。千が見た茶々をはじめとする人々の生き様、敗者が着せられた悪名が描かれる。


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