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茶々姫をたどる汐路にて

茶々姫研究日記(こちらが現行版になります)

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なぜ抵抗?

 
小和田先生の話で思い出したのですが、大河『秀吉』のエピソードを一つお話されていました。
(小和田先生は『秀吉』で時代考証を担当されていました)

ようやく浅井も「あざい」が正しいということが広まりつつある(それでも天涯の貴妃では「あさい」でしたが…)昨今ですが、その転機はどうやらこの『秀吉』だったそうです。

小和田先生は院生の頃に浅井をテーマにされ、現在でも避けては通れない第一人者です。
湖北を訪れる度、多くの地元の方に「『あさい』じゃない『あざい』なんだ」と言い聞かされ、それを大河の製作側に伝えたそうです。
しかし、製作側はこれに抵抗。
長々とやりとりがあり、なんとか「あざい」を採用していただけたとか…

…いや、なんだか、大河が何年たっても同じ役が同じキャラなわけが分かったような気がしました。
大河の設定って、結局「見る側に求められている」ようにしているのかなあ…って。
それならば一体、何のための時代考証なんだろう。
生活の常識や、環境だけをあわせるためなのかな?
じゃあ少しも新しい事実なんて反映されないわけか。。

そういうわけみたいです。
そんな中で「あざい」を全国放送に載せた小和田先生は、やはり浅井ファンとしては足を向けて寝られない存在ということに変わりはないですね。

こりゃあ来年の大河も………………

そして、昨日から何度か耳にしたのですが、現在長浜周辺では、浅井三代と三姉妹を大河に、という運動をしているのだとか。
それは私としても嬉しいといえば嬉しいのですが、このままの姿勢で作られるのでは、結局これまでの大河のコラージュにしかならないわけで…
それならば、そっとしておいてほしいと思う心もまた事実です。
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プロフィール

紀伊

Author:紀伊
茶々姫(浅井長政の娘、豊臣秀頼の母)を中心に、侍女、ご先祖の浅井家女性(祖母井口阿古など)、茶々の侍女やその子孫、養女羽柴完子とその子孫を追いかけています。
ちょこっとものを書かせていただいたり、お話しさせていただくことも。





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メモ「赤石いとこ」名義で記事を書かせていただきました。

悲劇の智将 石田三成 (別冊宝島1632 カルチャー&スポーツ) 悲劇の智将 石田三成 (別冊宝島1632 カルチャー&スポーツ)(2009/06/06)
…改めて石田三成と茶々姫の“不義”を否定する記事を書かせていただきました。


メモ 参考資料としてご紹介いただきました。

めのとめのと
…茶々の乳母大蔵卿局を主人公描く歴史小説。茶々の祖母阿古の活躍も見どころ。
千姫 おんなの城 (PHP文芸文庫)千姫 おんなの城
…千の生涯を描いた作品。千が見た茶々をはじめとする人々の生き様、敗者が着せられた悪名が描かれる。


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