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茶々姫をたどる汐路にて

茶々姫研究日記(こちらが現行版になります)

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織田犬

 
生年: 不詳
没年: 天正十(1582)年九月八日 〔大雲山誌稿〕

名: 犬〔大雲山誌稿〕、いぬ〔犬宛信長書状/龍安寺文書〕
称: 大野殿、大野姫 〔大雲山誌稿〕
戒名: 霊光院殿契庵倩公大禅定尼〔細川信良室織田氏画像、月航和尚語録、織田家雑録〕

位牌: 龍安寺霊光院

父: 織田信秀

夫: 佐治為興(信方、八郎) 〔寛政重修諸家譜〕

継夫: 細川昭元(信良、讃岐守)〔寛政重修諸家譜、織田家譜、諸家系図纂〕

子:
・一成(与九郎、寛永十一年九月二十六日に没し、霊光院に葬られる) 〔大雲山誌稿〕
・中川秀休(織田熊之丞、功岩全忠禅門)
・円光院(秋田実季〔城介〕妻、実季妹〔姉?〕秋田局は江の侍女、父は細川昭元) 〔諸家系図纂〕
・慶光院(徳川子々侍女、父は細川昭元) 〔諸家系図纂〕
・元勝(侍従、讃岐守、父は細川昭元) 〔諸家系図纂〕

乳母:
浄智院殿安栖寿心尼大姉(浄智院殿安福寿心尼大姉〔佛眼禅師語録〕、犬の没後、霊光院を建てて犬の菩提を弔う。慶長十三年一月二十四日没)〔大雲山誌稿、月航和尚語録〕



「秀吉夫人淀殿介抱之」


『大雲山誌稿』が伝えるところによると、天正二(1574)年九月二十八日、長嶋合戦で犬の夫為興が戦死したため、織田家に帰っていた間に、茶々姫の養育にあたっていたエピソードが記されています。その後(天正五〔1577〕年)、秀吉の采配で細川昭元に再嫁したといいます。〔翠竹院道三之書簡/宮本義己『誰も知らなかった江』〕


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プロフィール

紀伊

Author:紀伊
茶々姫(浅井長政の娘、豊臣秀頼の母)を中心に、侍女、ご先祖の浅井家女性(祖母井口阿古など)、茶々の侍女やその子孫、養女羽柴完子とその子孫を追いかけています。
ちょこっとものを書かせていただいたり、お話しさせていただくことも。





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メモ「赤石いとこ」名義で記事を書かせていただきました。

悲劇の智将 石田三成 (別冊宝島1632 カルチャー&スポーツ) 悲劇の智将 石田三成 (別冊宝島1632 カルチャー&スポーツ)(2009/06/06)
…改めて石田三成と茶々姫の“不義”を否定する記事を書かせていただきました。


メモ 参考資料としてご紹介いただきました。

めのとめのと
…茶々の乳母大蔵卿局を主人公描く歴史小説。茶々の祖母阿古の活躍も見どころ。
千姫 おんなの城 (PHP文芸文庫)千姫 おんなの城
…千の生涯を描いた作品。千が見た茶々をはじめとする人々の生き様、敗者が着せられた悪名が描かれる。


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