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茶々姫をたどる汐路にて

茶々姫研究日記(こちらが現行版になります)

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阿閉甲斐守宛浅井長政書状

 
長浜城歴史博物館博物館だより 平成24年度新収館蔵資料紹介より

元亀二年五月五日付の書状について。
「浅井長政が家臣の阿閉甲斐守に対して、子息五郎右衛門尉を始め一族が討死にしたことについて慰め、今後、織田信長との戦いが終息したあかつきには、恩賞等を与える旨を述べた感状(感謝状)です。さらに、長政は甲斐守の子息討死につき、阿閉家の跡目を取り立てるべきことを助言しています。」

○阿閉貞征(淡路守)
妻:長政の生母阿古の三妹
子:嫡子(「人質男小谷ニ於テ生害、年十歳、阿閉カ実子也」)、貞大
養子:虎千代(井口経親子息)

○阿閉貞大(万五郎、淡路守)
妻:阿古の兄井口経親の娘

阿閉氏についてちょこっと調べた中で何かヒントがあるかと思いましたが、わかりませんでした…
「甲斐守」、「五郎右衛門尉」という呼称は出てきませんでしたが、長政が直々に感状を出しているということは本流に近い人なのだろうなあとしか…
どちらにしろ、阿閉氏は後に秀吉に一族根絶やしにされてしまっているのですが…

追記:
史料編纂所のサイトによると、菅浦文書に阿閉吉長という人が見えるらしい…
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プロフィール

紀伊

Author:紀伊
茶々姫(浅井長政の娘、豊臣秀頼の母)を中心に、侍女、ご先祖の浅井家女性(祖母井口阿古など)、茶々の侍女やその子孫、養女羽柴完子とその子孫を追いかけています。
ちょこっとものを書かせていただいたり、お話しさせていただくことも。





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メモ「赤石いとこ」名義で記事を書かせていただきました。

悲劇の智将 石田三成 (別冊宝島1632 カルチャー&スポーツ) 悲劇の智将 石田三成 (別冊宝島1632 カルチャー&スポーツ)(2009/06/06)
…改めて石田三成と茶々姫の“不義”を否定する記事を書かせていただきました。


メモ 参考資料としてご紹介いただきました。

めのとめのと
…茶々の乳母大蔵卿局を主人公描く歴史小説。茶々の祖母阿古の活躍も見どころ。
千姫 おんなの城 (PHP文芸文庫)千姫 おんなの城
…千の生涯を描いた作品。千が見た茶々をはじめとする人々の生き様、敗者が着せられた悪名が描かれる。


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