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茶々姫をたどる汐路にて

茶々姫研究日記(こちらが現行版になります)

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2010/10/3 淀(浅井茶々)の生涯と豊臣家[講師:福田千鶴氏]

 

なんてこった…


改めて確認したら、福田先生の講演会(リンク先:チラシ/PDFファイル)と小谷城まつりの日が重なっているのですね…

どうしてこうなった…↓↓↓


福田先生の講演会は、「北近江歴史大学」と称して来年の大河ドラマに向けた講演会のひとつで、長浜城歴史博物館友の会が主催、長浜城歴史博物館が共催となっています。

かたや小谷城まつりは湖北町商工会さんが主催…

調整してくれ…というのは無理なお願いというのは承知しているのですが、

それにしても小谷城祭りは例年10月の第1日曜日なのになあ…


…と頭を抱えたところでどうなるものでもなく。

当然福田先生の講演会は年度予定が発表された時から楽しみにしていたので、喜び勇んで参加してきます!



ちなみに、福田千鶴先生というのは…


淀殿―われ太閤の妻となりて (ミネルヴァ日本評伝選)淀殿―われ太閤の妻となりて (ミネルヴァ日本評伝選)
(2006/12)
福田 千鶴

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茶々姫研究にはもはや欠かせないこの一冊をお書きになった方です。



当日はひょっとしたら県外のお客様も多いかもしれませんねえ…(私もですが。)

私は一応友の会に入っておりますが、春の講演会(大河のチーフPさんや脚本家さんがいらっしゃったイベント)では来場者が多すぎたせいで入れない人もいたとか。

今回入れなかったりしたら………泣くなあ、絶対。。


とりあえず午前中出来る限り小谷城まつりを楽しんで、午後はじっくり福田先生のお話を伺う…そんな感じになりそうです。



一応福田先生の講演会のチラシへのリンクをはっておきますね。



メモ北近江歴史大学 第三回

『淀(浅井茶々)の生涯と豊臣家 -大坂に散った強烈な個性-』


講 師: 福田千鶴氏(九州産業大学教授)

日 時: 平成22年10月3日(日) 午後1時半~午後4時

会 場: 湖北文化ホール(湖北公民館内)

       長浜市湖北町速水2745 / 0749-78-1287

受講料: 500円 (長浜城歴史博物館友の会会員は無料)


チェック注意書き引用↓

「なお、一般のお客さまにつきましては、当日12時より受付で整理券を発行します。開場時間になりましたら、お手持ちの整理券の番号順に入場していただきます。(先着50名)」


→*チラシ(PDFファイル)

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平成二十二年 小谷城ふるさと祭り

 

今年も行ってきます!

→*三盛亀甲剣花菱小谷城ふるさと祭り 三盛亀甲剣花菱


当日のお祭りも楽しみなのですが、

去年一昨年と御祭の前日に「戦国浪漫街道フェス」として講演会が催されておりまして、それも楽しみにしていました。


しかし残念ながら、

先ほど小谷城戦国歴史資料館さんのほうにお電話で確認させていただいたのですが、

今年は講演会は予定されていないとのこと。


おととしは作家の童門冬二氏、去年は滋賀県教育委員会文化財保護課の仲川靖氏が講師を務められました。


私は去年の講演会しか参加していないのですが、

小谷城に関する仲川氏の見解はかなり面白く勉強になったこともあり、今年もとても楽しみにしていたので残念です。


特に来年は大河ドラマも控えているので、きっと催されるであろうと思ってただけに…



…と、ないものを残念がっても仕方がないので、お祭りを楽しんできたいと思います。

またお土産話もアップできれば、と思っています♪

 

7/18講演会 追記 「めおと」あれこれ

 

ふと思い出したのですが、

というかどうして忘れていたんだというほうが心情としては近いのですが、


「夫婦」という言葉について徳川氏がされていたお話がとても印象深く、当日のツイッターにも呟いていたのにこの間の記事には書いていませんでした。不覚です。


現在使われている日本語で、夫と妻は「夫婦」と言います。

これはもちろん「ふうふ」と読みますが、もっと和風…日本語的に読むと、この熟語は「めおと」と読みます。


でも、「夫婦」で「めおと」というのは…当て字?という不可解さが残ります。


しかし、この「めおと」はそもそも「夫婦」と書くのではなく、「婦(女)」と「夫」で「めおと」だったそうです。

「夫婦」という熟語が使われだしたのもとても最近のことだそうで…


日本は私たちが思っている以上に女性を中心に回ってきたのかもしれません。

だから、「家を守る」という側面において女性の力がいかんなく発揮されたということも、このお話を聞くと私はものすごーく納得してしまいました。


…活字でこの感動をお伝えするのはなかなか難しいですねあせる

自分の文章力をもどかしく思いながら、この辺で…ダウン

 

メッセージのお礼、リンク修正など

 

マルセルさまよりメッセージをいただきました。



①リンク修正


まず、「我が姫垣」さまのリンクURLに誤りがあったと教えていただきました。

先ほど修正いたしました。


ご指摘ありがとうございます!



②戦国一の美女像をみる(YOMIURI ONLINE)の記事について


こちらはYOMIURI ONLINEのほうはデッドリンクに変わりないのですが、

インターネットアーカイブのほうで文章を見ることができるという情報を教えていただきました。

(画像ファイルは表示されないようです)

http://web.archive.org/web/20051118152500/http://osaka.yomiuri.co.jp/katati/ka50221a.htm


とても好きな記事なので、また見ることができてうれしいです!


そういえばこの記事で取り上げられていますが、湖北にいる間に小谷寺の長政木像を見ることができなかったなあ…。

もうすぐ小谷城まつりですが、資料館で公開して下さると喜んで拝見しに伺うのですが。



マルセルさまには改めてお礼を申し上げたいところですが、ご連絡先をいただいておりませんでしたのでこのようなところで失礼いたします。

本当に助かりました。ありがとうございます。

 

2010/07/18 日本の近世・近代を支えた女性たち

 

twitterで予告してから1ヶ月以上経過してしまいました。

ご無沙汰しております。


7/18の講演会は、長浜城歴史博物館友の会主催の企画、「北近江歴史大学」の第2回にあたる講演でした。

講師は徳川宗家18代目のご当主でいらっしゃる德川恆孝(とくがわ つねなり)氏。


当然来年の大河ドラマを見据えた企画ですので、お江の嫁ぎ先である徳川家からのお話もうかがえるという訳ですね。

こういう機会でもなければお目にかかることもないお方です。

とても穏やかな印象の方で、お話もユーモアを織り交ぜた楽しいひと時でした。


講演会の内容は、ご自身が実はお江の生きたあたりの時代が得意ではないということで、幕末あたりを題材として女性と乱世の関係についてが主なお話でした。


とかく戦に立つ男性が注目されがちな乱世だけれど、実は女性の活躍が目立つようになるのが乱世である、と。

家の危機という事態が起こった時にこそ女性の力が発揮され、男性も顔負けの活躍をみせるということです。


その例としておととしの大河ドラマの主人公、天璋院がまさにそのような時代背景に活躍した女性として紹介されました。


島津分家に生まれ、本家の娘として徳川家に嫁いだ天璋院。

やがて島津家と徳川家が敵対する場面となった際、幕閣の誰よりも島津家との徹底抗戦を唱えたのは天璋院でした。

また、和宮。

彼女も天皇家に生まれ、婚約者のいる身であるながら本人の意思とは関係なく徳川家に嫁いだ女性です。

しかし、彼女もまた天璋院ともども徳川家存亡の危機に立ち向かいました。


徳川氏はこの二人を、浅井の家に生まれながら、最後は浅井を滅ぼした側であった豊臣家のために生きて散った茶々姫と並べてお話されたのですが、それがとても印象的でした。


激動の時代に独自のネットワークを構築して家を守り伝えるのは女性の力が大きい…確かにそうかもしれません。

それは決して女性は家を守ることが本分であるというのではなく、ここ一番の時に強いのがやはり女性であるというふうに私は解釈しました。




余談になりますが、徳川家と浅井との関係として挙げられていたものの一つに、小谷城跡の石碑があります。

茶々姫をたどる汐路にて


見にくい写真しかなくて申し訳ありません。


この石碑の「小谷城跡」という文字は、天璋院が守り育てた徳川家16代当主家達さんの字なんだそうです。

これはやはりここが天璋院と同じく徳川の御台所であったお江の生地であるから。


徳川を守った天璋院のおかげで、明治の昔から小谷城跡が残ったと思うと、茶々姫や浅井家ファンの私としても大変感慨深いものがあります。

プロフィール

紀伊

Author:紀伊
茶々姫(浅井長政の娘、豊臣秀頼の母)を中心に、侍女、ご先祖の浅井家女性(祖母井口阿古など)、茶々の侍女やその子孫、養女羽柴完子とその子孫を追いかけています。
ちょこっとものを書かせていただいたり、お話しさせていただくことも。





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メモ「赤石いとこ」名義で記事を書かせていただきました。

悲劇の智将 石田三成 (別冊宝島1632 カルチャー&スポーツ) 悲劇の智将 石田三成 (別冊宝島1632 カルチャー&スポーツ)(2009/06/06)
…改めて石田三成と茶々姫の“不義”を否定する記事を書かせていただきました。


メモ 参考資料としてご紹介いただきました。

めのとめのと
…茶々の乳母大蔵卿局を主人公描く歴史小説。茶々の祖母阿古の活躍も見どころ。
千姫 おんなの城 (PHP文芸文庫)千姫 おんなの城
…千の生涯を描いた作品。千が見た茶々をはじめとする人々の生き様、敗者が着せられた悪名が描かれる。


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