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茶々姫をたどる汐路にて

茶々姫研究日記(こちらが現行版になります)

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関が原取材

 
この週末は関が原に散策して参りました。



主に西軍を中心に決戦地、石田三成陣跡、大谷義継陣、福島正則陣跡などをちょこちょこっと散策。

関が原というと、私はどちらかというと慶長合戦よりも阿古さんや万福丸が処刑されて磔に処されたことのほうが関心があるのですが、関が原のいったいどこだったのでしょうねえ。
(万福丸は木之本説もありますが。)

やっぱり、晒されるなら、重要な拠点である不破の関所付近かなあ。

というわけで、不破の関所(岐阜県不破郡関ヶ原町松尾)も訪れて来ました。



どちらにしろ、湖北から関が原は驚くほど近かったので、今更それにびっくりしました。
この距離感なら、阿古さんや万福丸がここで晒されたというのもなんだか頷けます。

今回は買ったばかりのカーナビ頼りにただただ散策しただけなので、また近いうちにリベンジしたいです!


>>P.S.

関が原町の資料館で、↓の本が売られててドキドキしました。
聞き耳を立てたところ、結構出ているとか!
見ず知らずの方の目に触れていると思うと、ますますドキドキしますねーー;

悲劇の智将 石田三成 (別冊宝島1632 カルチャー&スポーツ)悲劇の智将 石田三成 (別冊宝島1632 カルチャー&スポーツ)
(2009/06/06)

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小和田哲男『北政所と淀殿―豊臣家を守ろうとした妻たち』

 
去年から出ると伺っていた小和田哲男先生のお寧&茶々本がとうとう発刊されました。

北政所と淀殿―豊臣家を守ろうとした妻たち (歴史文化ライブラリー)北政所と淀殿―豊臣家を守ろうとした妻たち (歴史文化ライブラリー)
(2009/06)
小和田 哲男

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一通り読みました。

『戦国三姉妹物語』もよかったけど、今回のこのご本はミネルヴァ書房のお寧本、茶々姫本など最近の研究を踏まえて改めて小和田先生の歴史観を書かれているので、とても面白かったです。
なんというか、最近の研究で納得されたところは改められていたり、一方でそれでもやっぱり譲れないところはしっかりありましたし。

何よりテーマがいいです。
「豊臣家を守ろうとした妻たち」。
私もその考えに立つ人間なので、勇気付けられました。

“「女の戦争」の真実に迫る。”
確かに闘いの連続だったことは否めません。
但し、妻たちvs豊臣家を滅ぼそうとするもの、という意味では。



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僭越ながら少しだけ参加させていただきました。
相変わらずの駄文で申し訳ありませんが、よろしければご一読を。

悲劇の智将 石田三成 (別冊宝島1632 カルチャー&スポーツ)悲劇の智将 石田三成 (別冊宝島1632 カルチャー&スポーツ)
(2009/06/06)

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秀吉の死因

 
こんな記事を発見したので転載。


豊臣秀吉:死因はかっけ?医師の作家が学会で発表へ
(2009年6月8日 20時48分 更新:6月8日 22時2分)

豊臣秀吉の死因はかっけだとの新説をまとめた若林利光さん=大久保昂撮影 肺炎や梅毒など諸説入り乱れる豊臣秀吉(1598年没)の死因について、脳神経外科医で作家の若林利光さん(56)=兵庫県姫路市御立東1=が、当時の症状などを基に「かっけだった」とする新説をまとめた。13日に名古屋市で開かれる日本病跡学会で発表する。

 かっけはビタミンB1不足で起きる。足のしびれ・むくみが典型的な症状だが、下痢や失禁、精神錯乱、心不全なども引き起こす。食事が白米中心だとかかりやすく、かつては富裕層に多かった。

 若林さんによると、当時の宣教師がイエズス会に送った報告書に、秀吉が死の直前の約2カ月間、下痢を患って狂乱状態に陥ったとある。別に失禁の記録もあり、いずれもかっけの症状と合うという。若林さんは「かっけで死亡したとされる徳川十四代将軍・家茂(いえもち)と症状が同じ。なぜ今まで『秀吉かっけ説』が提唱されなかったのか不思議なくらいだ」と新説に自信を見せている。【大久保昂】

ソース:毎日.jp http://mainichi.jp/select/today/news/20090609k0000m040102000c.html


どうなんでしょうね。
私はあまり死因に注目したことが無かったのですが、胃がんというのは聞いたことがありました。極めつけは毒殺(?!)というものも。

大坂の陣で、大坂城本丸には砲弾が届かなかったはず、という軍事に詳しい方の評論といい、
こういう専門分野からの考察はとても勉強になりますね。

 

『舜旧記』、慶長十二年 etc.

 
久しぶりに舜旧記の続きを更新しました。
…ほぼ4ヶ月ぶりですか…すみません(叩頭)

このあたりは、そんな大事件は少ないのですが、小さな気になることはたくさんあって、取捨選択に困ります。

事情を解明する上で、ひょっとしたらいるかも…というレベルまで時々拾ってますので、茶々姫と関係ないじゃん!ということもたくさん載せてますが、ご了承ください。

あと、武功夜話を少し手に入れました。
小谷落城のときに、茶々姫が落ち延びた日付が書いてあったのでそれだけ追加しました。

…が、これって偽書説もあるんですよね。
その辺まだまだ勉強不足なので、今後要検証です。
 

別冊宝島『悲劇の智将 石田三成』

 
実はずっと夢かもしれない、実現しなかったらどうしようと思っていたので、黙っていたのですが…

今日アマゾンさんのほうにアップされていた表紙イメージで確認したのでこっそりはります。

悲劇の智将 石田三成 (別冊宝島1632 カルチャー&スポーツ)
悲劇の智将 石田三成 (別冊宝島1632 カルチャー&スポーツ)

(2009/06/06)
不明

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ほぼつぶれてますが、確かに端っこのほうに見覚えのあるPNが……

相変わらず日本語崩壊ですが、編集者様にお忙しい中おんぶに抱っこで死ぬほどお世話になりました…

赤石さんの記事はさておき、層々たる先生方の記事は私も早く読みたいです。楽しみ。

是非是非。
プロフィール

紀伊

Author:紀伊
茶々姫(浅井長政の娘、豊臣秀頼の母)を中心に、侍女、ご先祖の浅井家女性(祖母井口阿古など)、茶々の侍女やその子孫、養女羽柴完子とその子孫を追いかけています。
ちょこっとものを書かせていただいたり、お話しさせていただくことも。





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メモ「赤石いとこ」名義で記事を書かせていただきました。

悲劇の智将 石田三成 (別冊宝島1632 カルチャー&スポーツ) 悲劇の智将 石田三成 (別冊宝島1632 カルチャー&スポーツ)(2009/06/06)
…改めて石田三成と茶々姫の“不義”を否定する記事を書かせていただきました。


メモ 参考資料としてご紹介いただきました。

めのとめのと
…茶々の乳母大蔵卿局を主人公描く歴史小説。茶々の祖母阿古の活躍も見どころ。
千姫 おんなの城 (PHP文芸文庫)千姫 おんなの城
…千の生涯を描いた作品。千が見た茶々をはじめとする人々の生き様、敗者が着せられた悪名が描かれる。


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