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茶々姫をたどる汐路にて

茶々姫研究日記(こちらが現行版になります)

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正芸の母

 
日職場の上司に、『丁野誌』なるものをお借りした。
どこの図書館にもないどころか、その存在すら知らなかった貴重本!
こんなときはこっちにでてきてほんとによかったと思います…

今日の収穫は正芸さんの母、つまり長政さんの女房衆…江戸期以降でいう“側室”さんのお名前。
現地(上山田区)では地名になったりしてひそかに伝承されてましたよ。

その名は、お弁の方。
あるいは村に帰った後も贅沢三昧に暮らし、村の人に殺された悲劇の女性としての伝承も…(←『上山田の歴史と文化』)
贅沢三昧やら男を囲って…なんて話はありきたりだから、察するところ、浅井滅亡後に村人が持て余したというところか…
どちらにしろ、幸せな最期ではなかったようですね。
…出自はまったく残ってないけど、里の人かな。

せっかくだから布教していきます(^-^)
みなさん覚えて♪覚えて♪


そしてその『丁野誌』に乗っていた茶々姫の記事がまた…!

>小和田哲男氏は、「茶々に対する評価及び一般認識はかなりまちがっているのではないか」「茶々はしっかり者で、妹思いで、素直な性格をしていたのではないか」…(中略)…と述べています。

単なる小和田先生の『戦国三姉妹物語』の要約なんだけど、こういう一般向け?の本に書かれるとものっすごくうれしい!
むせび泣きます…!!
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O阪府立図書館にて

 

久々にO阪府立図書館に絶版書籍の複写を申請したら計8000円くらい掛かったんですけど!(大汗)
司書さんたち、ほんますんません!!
いっつもお世話になって、大変感謝しております!!

…でも、いくら絶版書籍とはいえ半分以上は一度にコピーしていただけないので、長い眼で考えると二倍のお金が掛かるわけで…^^;
…うん、でも、ここにはお金を惜しみたくないから他のところを惜しんで頑張るよ。。

それにしても浅井関係の本や史料を見るたびに、亮政さんのカリスマ性に恐れおののきます。
果敢に六角に立ち向かって、負け続けているのに湖北衆に見捨てられないのはものすごい…
それ以前は京極家ではお家騒動に巻き込まれて、イヤになって浅見さんを盟主として反旗を翻したのに、浅見さんもむちゃしたからイヤになって亮政さんを盟主に担いで浅井家は力を得たわけですが。
負けても信頼を失わずに盟主に立て続けられるって相当すごいぞ。

きっと懐の広い親分みたいな剛毅な人だったに違いない。
 

大津城講和にて

 
更新していて気が付いたこと。

その1

今回の更新で思ったこと。
秀頼と豪姫って、ほとんど接点がないように描かれますけど、
なんか、義演さんへの贈答とか結構行動を同じくしているような。

豪姫は大坂城の宇喜多屋敷かどこかにいたでしょうし、実は側にいたんですよね。
なんか姉弟の交流があったらステキなのになー
というか、実際あったんじゃないの?

…と、思いました。
(でも前田家に帰っちゃったらさすがに接点少なくなるよねえ…)


その2

私は関ヶ原合戦では、大津攻防戦でお寧さま(こほさん)と茶々姫(鶴千代さんと饗庭局さん)(と高野山の木食さんw)が協力して講和を成立させたエピソードがものすごく好きなんですが、

あ れ っ て 九 月 十 四 日 だ っ た の ね !!!(旧暦だけど)

私の誕生日じゃん!!!
と、勝手にテンション上がってました↑
 

お拾さんが産まれた日

 
明日は旧暦で八月三日。
そう、お拾さん(秀頼公)の誕生日です。

前にも書いたけど、人の命日やら誕生日にはとんと疎いわたくしですが、
勤務先の日めくりは結構でかく旧暦が書いてあって、めくるのはだいたいあたしなので、旧暦には最近敏感です。

慰霊宴が催せたのも、この日めくりのおかげ。


お拾さんは結構私と誕生日が近かったんだなー(私は今月の十四日)。

うちのお母は私を産んだときに、九月にも関わらずありえない暑さだったと言っていたのを昔聞いたけど、
茶々姫も医療なんかろくになかった時代に、秋の気配を暦だけにうかがいながら、暑い暑いとお拾さんを産んだのかもしれませんね。

…ちなみに文禄二年の八月三日の京都は曇りだったそうですから、
大坂城二の丸もむしろ蒸し暑くてかなわんかったのではないかしら。
蒸し暑いのはつらいねえ。


ともあれ、お拾さん、お誕生日おめでとう。

私は、私たちはお拾さんが生まれたことを、
茶々姫の至上の慶びを、
打算抜きで心から祝福いたします。
 

渡岸寺観音堂にて 再び

 

△ 例の湯のみ


ひこにゃんシリーズ、大谷さんも居たのか!しらなかった!!
(「おおたににゃんぶ」って…原型とどめてねえよっ!)

今度長浜城に行ったらグッズ探してみよ~
(いしだみつにゃんはボールペン、しまさこにゃんはピンバッジ買っちゃって…超思うつぼなわたし。。)

そういえば、この前渡岸寺の観音祭のときに、
「長政」・「お市」・「茶々」と大きく銘の入った親子茶碗を買ってしまいました…

この間も草津PAで浅井長政とお市と柴田勝家のご当地キューピーを衝動買いしちゃったし…

姫に縁のあるものを見ると買わずにはいられない…
こういうところが”オタク気質”って言うんですよね。。。

これで姫が人気爆発だったら絶対破産してたよな…逆説的なことを考えて哀しくなりました><
(これでも茶碗買ったときに、一緒にあった長政Tシャツは我慢したんだい!←)
プロフィール

紀伊

Author:紀伊
茶々姫(浅井長政の娘、豊臣秀頼の母)を中心に、侍女、ご先祖の浅井家女性(祖母井口阿古など)、茶々の侍女やその子孫、養女羽柴完子とその子孫を追いかけています。
ちょこっとものを書かせていただいたり、お話しさせていただくことも。





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メモ「赤石いとこ」名義で記事を書かせていただきました。

悲劇の智将 石田三成 (別冊宝島1632 カルチャー&スポーツ) 悲劇の智将 石田三成 (別冊宝島1632 カルチャー&スポーツ)(2009/06/06)
…改めて石田三成と茶々姫の“不義”を否定する記事を書かせていただきました。


メモ 参考資料としてご紹介いただきました。

めのとめのと
…茶々の乳母大蔵卿局を主人公描く歴史小説。茶々の祖母阿古の活躍も見どころ。
千姫 おんなの城 (PHP文芸文庫)千姫 おんなの城
…千の生涯を描いた作品。千が見た茶々をはじめとする人々の生き様、敗者が着せられた悪名が描かれる。


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